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江戸サイ大島大遠征!

2003.5.30(FRY)〜6.1(SUN)


サイスポの記事で「大島ツーリング」が掲載されたのが2002年の12月。。。その年の江戸サイ忘年会でも大島ツアーのことが盛り上がり、しろあんさんは大島の資料を持ってきてくれてみんなで「来年行きましょう!」ということになった・・・。それから年明け後すぐに宿を予約。まだ先の話だねぇなんて言っていたら、あっという間にその時は来たのだ!いよいよ、我々は大島へと出発したのだ!!いつものように、ヤフー掲示板江戸サイトピで参加表明を募り、しろあんさん、ヤマさん、キヨタン♪、白井さん、ウサギさん、キブランさん、ネイB−さん、マックさん、ママレモンかとうの9名で締め切った。MTB、ロード、ランドナー、自転車は様々だが大島は車種を選ばず遊べるのだ。宿はサイスポややまみちアドベンチャーさんでも利用されている、「朝海館」リーズナブルで、いろいろ遊びの相談にのってくれる頼もしい宿なのだ。

さて、5月30日(金)当日。実は・・・30数年ぶりという記録的な早い時期の台風とともに、僕たちは大島を目指すことになってしまった。。。夜8時に竹芝桟橋集合の予定。しかし、この天候で帰りの船の欠航が心配されて、月曜日に大事な会議があるヤマさんは「残念ですが、キャンセルします・・・。」と携帯にメールがあったのだ。うーん、ヤマさんがいないのはおいらにとってもディープインパクトだ!!企画当初からとても楽しみにしていたヤマさん。。。つらい決断をしたのだと思う。これも大人の男の決断なのだ!よし、これをムダにするわけには行かない。何がなんでも大島へ行くのだ!台風の中のツーリングはきっと一生記憶に残るであろう!仕事を早めに早退し、荷物をもって駅を目指すバスの中。マックさんから携帯にメールがきた。「この状況でみなさん行くのでしょうか?」おいらはすでに決めていた。「これから向かいます」と返信する。 輪行したMTBは重い!!松戸駅ではホームの先端から常磐線に乗り込む。おいらの輪行袋は前輪だけを外すタイプなので、ほぼ完成車に近い大きさ・・・かなり目立って邪魔になる。視線がツライが仕方が無い・・・。上野で乗り換え、山手線で浜松町で下りる。はぁはぁ言いながら、竹芝桟橋を目指す。6時過ぎ、すでに広場のベンチにキブランさんとキヨタン♪が到着していた。「どーも!どーも!」荷物をもって待合室に向かう。まだ雨は降ってなかったが、大島で雨の中組立てるのも面倒だと思い、ここまで輪行してきたけど船には組み立てて積むことにした。荷物受け付けは7時半からだったので待合室で組立ててしまう。キブランさんは、「せっかくの機会だから輪行します」と、ランドナーをバラバラにしはじめた。そこへマックさん、ウサギさん、白井さん、会社帰りのヤマさんが到着。ヤマさんはキャンセルしたが、帰り道にわざわざ見送りに来てくれたのだ。「船の中で食べてください」と、コージーコーナーのケーキセットも差し入れしていただいた。なんとも残念だが、今回の台風の影響でキャンセル料は船、宿ともかからなかったのが幸いだ。実はこのとき、まだ悩んでる二人がいた!ウサギさんとマックさんだ。マックさんは「行っても雨ですよねぇ。自転車濡らすのやだなぁ・・・」ウサギさんも「いやぁ、この台風でしょ?!海は荒れるし、家族中からやめろと言われました!嫌なことばかり考えちゃうんですよー。ほんと、コワイなぁ・・・」と、いく気満々な装備でまだ悩んでいた・・・!「まぁ自分に無理しないで決めていいじゃないですか。強制じゃないし。ちなみに東海汽船は今まで事故ないですよ」と話すが決断するまでしばらく悩んでいた。。。「よし、行きましょう!もう覚悟しました!荷物受け付けの方にも励まされました・・・!笑」ウサギさんも吹っ切れたようであった。そうそう、行けばなんとかなる!なんとかならないことはないもんね?!おいらはいつもそうなので失敗も多い・・・(笑)

竹芝待合室。ヤマさん、男の決断!ムダにはしません!!!

ネイB−さんが自宅から40kmの自走。しかも、赤羽二郎を食べて来たと言う。「うう、松戸が最近休業なので、二郎を食べてくるなんてうらやましい!!」しろあんさんは、会社の飲み会に参加し、「すみません、これから大島へ行ってきます」と途中で抜けてきたのだ。きっとそわそわして飲み会どころではなかったでしょう。すでに出来上がっていたし(笑)各自自転車を預けて、9時半過ぎ、案内にしたがい船に乗り込む。「きっと揺れるでしょうねぇ・・・」「まぁ向こうは雨でしょうね・・・」考えることはいい事が浮かばないが、気持ちはウキウキモードであった。

ワクワク、ドキドキ、期待と緊張と不安・・・それぞれの想いを乗せてかめりあ丸が出航する!!

かめりあ丸2等室。台風がなんだー!大島よ、待ってろよ!!

pm10:00.いよいよかめりあ丸は出航した。2等船室は、ざこねの広間だが、一人一人のスペースがガムテープで仕切られていた。席には指定された番号があったが、客が少ないのでみんなで集まってスペースを確保する。とりあえず、キブランさんにカンパイをお願いし、早速船中宴会モードに突入である。「これ揺れてない?!」「そりゃ船だもの!」「ギャハハ!」2等船室の奥の奥、Dデッキはすでにオバカトークで盛り上がるのだった。マックさんは酔い止めが効いたのか早々に横になっていた。ヤマさんの差し入れを食べながら気になる台風情報を見る。大島の予報は、どのチャンネンルも大雨であった・・・。しろあんさんがデッキで夜景を見に行くと、外で激しく盛り上がってる団体があった!「すごいですよー、ハダカで踊ってますよー!」「うーん、面白いなぁ!」よほど気に入ったらしい、なかなか帰ってこなかった(笑)修学旅行の夜のように、くだらない話で盛り上がり、12時の消灯すぎに眠りにつくのであった。。。。

朝、5:20。「本船は40分ほどいたしますと、大島岡田港に到着です。。。」というアナウンスで目が覚めた。しろあんさんは眠れなかったらしい。マックさんも同じく、早々に目が覚めてしまったようだ。「ママレモンさん、降ってないですよ!」というしろあんさん情報を聞き、「マジですか?!」とデッキに出てみる。ほんとに曇っているが降ってない!「スバラシイ!晴れ男伝説、ここまでくれば奇跡だ!!」雲にかすんで大島が大きく見えた。

AM5:20まもなく大島に到着!不思議と雨が降ってなかった!!

6時ちょうど、大島岡田港に接岸。そのときはやはり雨が降り出していた。。。「うーん、粋な歓迎だぜい・・・」桟橋を歩いていくと、朝海館のご主人が旗をもって出迎えてくれた。「おはようございます!かとうです。お世話になります!」「お疲れさまでした。自転車を積み込みましょうか」すぐにトラックを出してくれて、我々の自転車を積み込んでくれた。マイクロバスに乗り込み、宿に向かう。そのころはものすごい勢いの雨が降っていた。大広間で休憩。すぐに食事が用意された。みんな船で疲れて食欲がないかなぁ?と思ったが、焼き魚とたまご、納豆、日本の正しい朝食をおかわりして食べた。関西出身のマックさんは「納豆食べる人〜?」と苦手な納豆に苦笑していた・・・。

さて、大雨だ。台風の影響か風も出てきた。「せっかくだから一周しますよね。温泉であったまればいいし、迎えに行きますよ」ご主人も進めてくれるし、行く気満々なおいらも、「まぁなんとでもなるでしょう。強制しないけどとりあえず、一周ツーリング行く人ー?!」と、参加の意思確認をする。マックさんは、雨に濡れるのと、体力的な問題を考えて辞退。「まぁ、無理に行くこともないよ」と言っていると、「僕もやめときます・・・」と、まさかのしろあんさん辞退宣言!「えっ・・・?!マジで?!」強制はしないけど、しろあんさんは絶対行くと思っていたので驚いてしまった。後でこっそり打ち明けてくれたが、しろあんさんもまた「男の決断」をしていたのであった。「・・・・それじゃ二人で温泉でも行っててください」と話していると、「トラックを使ってもらってかまいませんよ」とご主人が言ってくれた。「それじゃ、マックさんとしろあんさん、トラックでサポートしてよ!」ということになり、我々の一周サイクリングはサポートカー付きの贅沢なものになったのであった。「左回りで、波浮港の西川でお寿司を食べるといいですよ。並で1260円です。」とご主人に進められ、「帰りに御神火温泉入るなら、迎えに行きます」とも言ってくれた。これはありがたい!500円の割引券ももらって、お弁当におにぎりを一つずつ、味付け卵までつけてもらった。9時出発と決め、各自休憩、準備にとりかかる。小一時間ごろ寝もできた。まだ船で揺れているようなかんじがする。出発準備中、白井さんはメットにスーパーのビニール袋をかぶせていた。まるで笑っていいとも!に出てくる「さかなクン」である。

「さかなです♪」フグの被り物ではない。サイクルメットだ!

レーパン、ジャージ、カッパ、ブーツカバー、メットカバー?!・・・と、それぞれ思い思いの「雨対策」をしていよいよ出発である!宿のガレージに集合し、出発前の記念写真をパチリ!

宿の前でポース!おいおい、ホントに走るのかい?というくらい雨が降っていた・・・

あれ?キブランさんは・・・?なんと、朝組み立てたときなんともなかったアルプスランドナーのフロントタイヤが原因不明のパンク!!「チューブ交換したほうが早いですね」「そうします!」と、作業にとりかかる。このとき、9時半をまわっていて10時近い時間だったので、キブランさんには申し訳ないが先に出発することにした。今回は、サポートカーという強い見方がいるじゃないか!時間のロスと悪天候のアクシデントを考えると、マックさんとしろあんさんに任せて、我々は先を急いだほうがよいと判断したのだ。「それじゃ、行きましょう!」

いよいよ、台風接近の悪天候サイクリングバトルが始まった!宿からすぐに下りカーブが続き、カーブの先少し上ると、大島一周道路の新道トンネルが現れる。走り出してすぐにびしょぬれだ。トンネルの中は多少快適だが、25km〜17kmペースですでにはぁはぁしていた。その先、道は狭くなり、急カーブと登り下りが続く。民家や、林の中を道路がすり抜けている。激しい雨の音、木の揺れる音、騒がしい鳥かケモノの雄たけびが、なんともいえない雰囲気をかもし出す。あと聞こえてくるのは、水を掻き分けるMTBの音と自分の呼吸だ。クリアのサングラス越しに、嵐の世界が映っていた。道には小枝が散乱し、深い水溜りに突っ込み、夢中で7km弱走ると、椿見本園近くに出る。ここで前を両車線ふさいだ集団サイクリストチームに追いつく。「あららら〜!対向車車線まではみ出して・・・・30台くらいいるなぁ?」と後ろから見ていると、大島公園入り口で左にそれていった。後でわかったが、彼らは周回しないで大島公園の海岸沿いをトレッキングしに行ったらしい。「こんにちは!」と声をかけて抜かしていくが、「・・・???」という感じで、あいさつの返事はもらえなかった・・・。寂しいねー。

 

風が強い!雨が強い!でも楽しい?!なんでだろう〜♪              なんでペットボトル無いの〜?!         

ネイBーさんが加速して坂を登って行く。乗鞍ロードとして、青いアンカーを一週間前に納車したネイB−さん。さすが気合が違う!しかし、そんな激走の中でも丸いポストチェックはしていたらしい・・・!恐るべし!!(笑)後から追いかけてくるキブランさんが「もう来るか?」「まだか?」と気になっていた。裏砂漠へと続く道は登りの連続だ。しかも、「あっ、この先は頂上だ!」と登りつめた先にまた登り坂が・・・!この連続で、小学生の時に登った筑波山を思い出してしまった・・・(笑)果てしない登りなんじゃないか?と思い始めた頃、キブランさんを乗せたトラックが追いついた。

キブランさん、若い!!ていうか、なんでみんなこの嵐で盛り上がってるの・・・?!(笑)

まだまだ元気一杯なキブランさんの登場でテンションが上がる。ドリンクをペットボトルで補給しようと思っていたおいらは、島の販売機を見て愕然としていた!缶しかないのである。ペットボトルは処理に困るのか、大島の販売機でペットボトルを見ることはなかった・・・。サポート隊に「ごめーん、どこかで買えたらドリンク買っておいて!」とお願いし、つかの間の休憩の合間に宿で買った缶のスポーツ飲料を飲み干していた。しかし、サポート隊はそれはそれで大変だったようだ。15年もの?になりそうなトラックは、いたるところに隙間があり、屋根は雨漏り、ギアは入らない・・・ガオガオ唸るが進まない?!みたいな物だったのだ。「なんで俺、クルマの中でビショビショなの?」と助手席にいたマックさんは納得がいかなかったらしい・・・(笑)

さぁ、波浮港のお寿司を目指すぞ!再び走り出してさらに登って行く。頭の片隅には、「この登りは乗鞍の為・・・はぁはぁ」「このつらいのは、乗鞍へのトレーニングだ・・・はぁはぁ」と、いつも乗鞍があるのだった。本当なら景色がきれいな裏砂漠横を通り抜けて、少し行くと下りが多くなってくる。「やったぁ!下りだ〜!」雨の下りはスピードコントロールが難しくなるが、やはりスピードの魅力には勝てなかった・・・。波浮港までの急坂では52kmをマーク。コーナーでは風で飛んだ木の枝や、溝のふたなどでズリズリすべり体重移動とブレーキコントロールが難しく、うーんコケル!と何度も思ったのだった。下りきったところで視界が開け、海がどーん!と見えてきた。筆島だ。習字の筆先が海から突き出たような奇妙な岩、それが筆島だった。海は沖まで白波が続き、打ち寄せる波は東映のオープニングのような迫力だった・・・・!一番体力の心配をしていたウサギさんだが、それほど遅れることなく走っていた。「ウサギさん、速いよ!」「大丈夫じゃないですか!おいら限界だもの!」「そう?いやーがんばったよ!」ウサギさんもきっと来てよかったに違いない!このときそう思ったのだ。

あれ?雨やんだ!・・・いや、土砂降りだー!!この繰り返しである。。。。

ここから2kmほどで波浮港だ。とても小さな漁港の村がある。手前から港に入ろうとしたら、ちょうどがけの上に出てしまい、長い階段を自転車かついで降りることになってしまった・・・。近くに道はないらしく、カブに乗った配達員のおじさんが言うには「遠回りならここから降りたほうが早いよ。でも、自転車押していけるかなぁ?」とのこと。もちろん押してコケで滑る階段を押して下るのだった。なかなか情緒あるというか、歴史ある町並みで、気持ちが落ち着く。11時半、西川の寿司屋はすぐに見つかった。すでにサポート隊が先に到着していて、まだ開店前の西川と交渉してくれていた。どうやら宿の家族とは知り合いのようだった。ここの大将も若く、これからの島を支えていく男の仕事を感じることができた。どやどやとびしょ濡れの男たちが店内に乱入。そこらじゅうにカッパを広げ、あっという間に西川は江戸サイに乗っ取られたのであった・・・!「今朝、カツオが捕れたんで・・・サービスしますよ」大将が粋なサービスをしてくれた!その場でさばいて、カツオの刺身を頂く。旨い!!新鮮なカツオの刺身、お茶で温まり、人心地ついたころ「並寿司」が出来てきた。「いただきまーす!」「うーん、旨い!!」みんなあっと言う間にたいらげて満足である。雨も小ぶりになってやみそうだった。

 

       もしもし!ぴかちゃん?!トトロでしか見たことなかった昔の電話。ちなみに使えないよ。             西川占領!大将、ごちそうさまー!!                 

現金はサポートカーに入れてあったおいらは、マックさんから1300円借りてすし代を払う。ご馳走様ー!さーて、小ぶりだし後半もがんばろう!満腹で充電バッチリのおいらたちは、ルンルンで港をバックに写真を撮る。このとき、「こんなことしてる場合じゃないんだけどなぁ・・・」とトラブルを知っていたマックさんは思ったのだ。

波浮港でチーズ!「こんなことしてる場合じゃないんだけど・・・・」

その直後、我々に悪夢が襲った!!当然のようにカギをかけて停めておいたサポートカーのカギが開かないのだ!しろあんさんが宿に電話を入れると、「えー?カギしたんですか?大島じゃカギなんてしないんですよ。そのトラックはエンジンキーとドアカギが違うんです。ドアのカギは灰皿受けの上にありますよ」「だから、今そのカギがなくてあけられないんですよー!」しろあんさんも愕然としていた・・・。「うーん、こうなったら開けちゃいましょう!大丈夫、これなら開くから。」昔、カギの閉じ込めで何台もカギを開けたことあるおいらは、○○○○を探して探りを入れる。「うーん、やっぱりアレだ。アレが欲しいなぁ・・・」近所の漁港や商店に聞きに言ってやっとアレを手に入れ戻ったところ、「ママレモンさーん、ドア開きましたー!」と、みんな大騒ぎしている。「やった、やった!キヨタン♪えらい!!」

さて、遅れを取り戻す為走るぞー!と思ったらまた雨が・・・!本当に、我々が活動するのを見ているように雨がタイミングよく降って来るよなぁ〜。半分あきれながらも波浮港を後にする。こじんまりとした港町が、旅情をくすぐる。晴れた時にまた来よう!そう思った。次の集合は「地層切断面」にした。ネイB−さんロードが相変わらず速い!キヨタン♪が追いかける。それほど坂もきつくなく、左に荒れた海を見ながら、30分ほどで地層切断面に到着。おー、やはり迫力がある!!雨で景色はいまいちだが、地層から歴史を感じるには十分な迫力だ。

 

何万年もかけて、島は育っているのだ。         おいらなんてちっぽけだよなぁ!

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